【ここに注目】陸上 競歩

陸上の競歩は、男子が20キロと50キロ、女子が20キロの男女合わせて3種目が行われます。

競歩 日本代表の顔ぶれ

前回のリオデジャネイロ大会では、男子50キロで荒井広宙選手が銅メダルを獲得。日本競歩界初のオリンピックでのメダルという快挙でした。
それから5年、今回のメンバーは「史上最強」の呼び声が高く、複数のメダル獲得が期待されています。

【男子20キロ】
▽山西利和(初出場)
▽池田向希(初出場)
▽高橋英輝(2大会連続)
【男子50キロ】
▽川野将虎(初出場)
▽丸尾知司(初出場)
▽勝木隼人(初出場)
【女子20キロ】
▽岡田久美子(2大会連続)
▽藤井菜々子(初出場)
▽河添香織(初出場)

最強の男子陣 山西は金メダル候補の筆頭

オリンピック開幕まで1か月と迫った6月22日。競歩界に衝撃が走りました。「世界一美しいフォーム」と言われる日本のエース、鈴木雄介選手が50キロの代表を辞退したのです。
金メダルを獲得した2019年世界選手権での「酷暑」が影響したコンディション不良のためで、補欠だった勝木選手が急きょ、代表入りしました。それでも、今回のメンバーが「最強」であることに変わりはありません。

20キロも50キロも、世界ランキングの「トップ10」に複数の選手が常に入っている状況です。
中でも金メダルの期待が高いのが20キロの山西選手です。
2019年世界選手権で金メダルを獲得、世界ランキングでも1位をキープしてきました。レースを重ねるごとに課題を見つけては、それを克服。レース展開を冷静に読みつつ、勝負どころを逃さず一気にスパートします。
その盤石のレース運びにはスキが見えません。
初の大舞台で海外勢との駆け引きを制することができれば、金メダルが現実味を帯びてきます。
また、50キロでも日本記録保持者である川野選手と、歴代2位の丸尾選手にメダルの期待がかかります。
4時間近く行われる50キロのレース。オリンピックで行われるのは今回が最後です。舞台が東京から札幌に移ったとはいえ、夏の50キロは相手だけでなく、暑さとの戦いでもあります。
日本陸上競技連盟は、東京オリンピック開催の決定後、真夏の本番のレースに向けた「暑熱対策」に力を入れてきました。
こうした「オールジャパン」での戦略が実るのか、競歩関係者による「総力戦」とも言える戦いです。

岡田久美子 女子初の入賞なるか

日本選手権は去年まで6連覇、2019年世界選手権では6位入賞。岡田選手はまぎれもなく日本女子の第一人者です。
躍進を続ける男子には引けを取らない実績を重ね、東京オリンピックでは女子初の入賞がかかります。