暮らし

特産の豚レバーをソーセージに加工 小学校の給食に 千葉 旭

養豚が盛んな千葉県旭市で新型コロナウイルスの感染拡大で出荷に影響が出ている豚レバーをソーセージに加工し、子どもたちに学校の給食でふるまう取り組みが行われました。
養豚が盛んな旭市では豚のレバーをおもに首都圏の飲食店に出荷していますが、新型コロナウイルスの影響で出荷量が例年のおよそ1割にまで減り、中には廃棄処分せざるをえないものもあるということです。

そこで、食肉の加工を行っている旭市の千葉県食肉公社は、市内のレストランや千葉市の加工会社などと協力して地元の小学校の給食に豚レバーを使ったソーセージを提供することになりました。

鉄分などの栄養が豊富なものの、独特の香りと味があるため、肉とレバーの割合や塩分量、スパイスの組み合わせなど試行錯誤が繰り返されて完成し、「レバーを食べ『レバ』鉄人になれる給食」というキャッチフレーズから「鉄人ソーセージ」と名付けられました。

給食として提供されるのを前に先月、給食センターの職員などがレストランのシェフのアドバイスのもと焼き時間や温度を試しながら給食で提供するのに適した調理法を確認していました。

加工会社の鴨狩大和さんは「レバー特有の臭みと柔らかい素材を加工する温度などに苦労しました。子どものころにレバーにふれるきっかけに携われるのはありがたい」と話していました。
そして、今月5日、市内の富浦小学校の給食で児童たちにふるまわれました。

このうち、6年生の児童たちはまず栄養指導の先生から成長期に必要な栄養が豊富に含まれていると説明を受けたあと、早速、コッペパンに挟みホットドッグにして味わいました。

工夫をこらしたソーセージは「味が濃い」とか「おいしい」などと評判は上々で、中にはおかわりをほしがる児童もいました。

旭市の給食センターの栄養教諭、石井幸恵さんは「『おいしい』と感想が聞けてうれしかった。食べるうちに地域産業のことを知り、ふるさと旭を愛する気持ちが育つといいなと思います」と話していました。

また千葉県食肉公社の若松重伸さんは「加工は難しかったが何度も繰り返し工夫して作ることができた。子どもたちがおいしく食べる姿を見てうれしかった」と話していました。

ソーセージはさらに改良が進められるとともに、今後、豚レバーをカレーやマーボー豆腐などに取り入れたメニューが月1回、給食として提供される予定です。

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