感染確認で療養や待機のウガンダ選手団 きょうから練習開始

東京オリンピック・パラリンピックの事前合宿のため来日した際、新型コロナへの感染が確認されるなどして、大阪 泉佐野市で療養や待機をしていたアフリカ・ウガンダの選手団が、国の定める療養解除基準を満たしたなどとして7日から練習を開始しました。

ウガンダの選手団は先月来日した際、成田空港で1人が新型コロナの陽性と確認されたのに続いて、ホストタウンの泉佐野市のホテルに移動したあと別の1人も陽性となりました。

2人は無症状で、濃厚接触者となった選手らも含め全員が市内のホテルで待機していましたが、国が定める療養解除基準を満たしたなどとして、7日から練習を始めました。

水泳とボクシングなどの選手5人は、市内の体育館でマスクを着け、距離を保ちながらストレッチなどをして体をほぐしていました。

練習開始にあたりウガンダの選手団は「きょうからトレーニングを開始できる喜びにとても興奮しています。泉佐野市とすべての関係者の方々に感謝申し上げます」などとするコメントを出しました。
泉佐野市の高垣秀夫参事は「およそ2週間練習が短くなり残念だが、選手らは前向きに取り組んでいるので遅れを取り戻せるよう支援したい」と話していました。

ウガンダの選手団は、今月18日まで市内で練習を行ったあと、東京の選手村に向けて出発するということです。