NY原油先物 約6年8か月ぶりの高値 国内ガソリン価格にも影響か

ニューヨーク原油市場で、国際的な原油の先物価格が一時、およそ6年8か月ぶりの高値まで上昇しました。主な産油国による増産に向けた協議が難航したためで国内のガソリン価格にも影響が及びそうです。

ニューヨーク原油市場では6日、国際的な指標となるWTIの先物価格が、一時、1バレル=76ドル98セントと77ドルに迫る水準まで上昇し、2014年11月以来、およそ6年8か月ぶりの高値をつけました。

OPEC=石油輸出国機構とロシアなど非加盟の産油国が5日に予定していた8月以降の増産に向けた協議が、意見の対立から開けなくなったことが背景です。

WTIの先物価格は新型コロナウイルスの感染拡大を受けた原油の需要の低迷で去年4月ごろにかけて下落し、その後は、主な産油国による協調減産や世界的な経済活動の再開などを背景に上昇に転じています。

原油価格の上昇が続けば、国内のガソリン価格などにも影響を及ぼすことになり、主な産油国による意見対立の行方が当面の焦点になります。

米ガソリン価格も値上がり

原油価格の上昇にともなって経済活動の再開が進むアメリカではガソリン価格が値上がりしています。

アメリカのエネルギー情報局によりますと6月28日時点のレギュラーガソリンの全米での小売り価格の平均は1ガロン、3.78リットル当たり3ドル9セントとなっています。これは、1年前と比べて91セント、率にして42%の値上がりです。

7月2日、ニューヨークのガソリンスタンドを給油に訪れた人からは生活への影響を訴える声が聞かれました。

東部ペンシルベニア州に家族がいるという男性は「ガソリン価格の値上がりは本当に悩ましい。仕事のためにニューヨークとペンシルベニア州の間を車で長旅しなくてはならず、毎週のように支出が増えてしまっている」と話していました。