東京五輪 日本選手団結団式 山縣亮太主将が決意

7月23日に開幕する東京オリンピックに向けた日本選手団の結団式が6日、都内で行われ、主将を務める陸上の山縣亮太選手が「スポーツの力を信じ、チームジャパンの一員として全力で戦いぬくことを誓います」と決意を述べました。

東京オリンピック日本選手団の結団式は都内で行われ、6日までに認定された史上最多の582人の日本代表選手を代表して主将の山縣選手、副主将で卓球の石川佳純選手、旗手を務めるレスリングの須崎優衣選手が出席しました。

新型コロナウイルスの感染対策で出席者はこのほかJOC=日本オリンピック委員会の山下泰裕会長や日本選手団の福井烈団長など一部に限られ、ほとんどの選手はオンラインでの参加となりました。
式では、競技ごとに選手や役員が紹介され、オンラインで参加した選手一人一人が画面上に映し出されました。

このあと秋篠宮さまがオンラインで選手団を激励するおことばを述べられました。

最後に主将の山縣選手が日本選手団を代表して「コロナ禍で開催自体の意義が問われるなか常に自分たちに何ができるのか、スポーツの意義について考えてきた。今自分たちにできることは真摯(しんし)に競技に向き合ってベストを尽くすことだと思う。スポーツの力を信じ、チームジャパンの一員として全力で戦いぬくことを誓います」と本番に向けた決意を語りました。

山縣亮太主将の決意表明全文

東京オリンピック日本選手団の結団式で主将を務める陸上の山縣亮太選手が決意表明で述べた全文です。

「私たちは自国開催である東京オリンピックの日本代表選手に選ばれたことに誇りを持ち、自覚と責任を持って大会に挑みます。コロナ禍で開催自体の意義が問われる中、常に自分たちに何ができるのか、スポーツの意義について考えてきました。今、自分たちにできることは真摯に競技に向き合いベストを尽くすことだと思います。スポーツの力を信じ、チームジャパンの一員として全力で戦いぬくことを誓います」。

秋篠宮さまのおことば全文

本日、第32回オリンピック競技大会に参加される日本代表選手団の結団式が開催され、選手および役員の皆さまと、WEB上ではありますが、お会いできましたことを誠に嬉しく思います。

本大会は、COVID-19の世界的な流行の影響により1年延期となりました。

スポーツ選手にとって、1年の違いは、最良の時を維持する上で大変困難を伴うことと思います。

出場される皆さまには、そのような状況を乗り越えて、この度、日本代表になられたことをお慶び申し上げます。

今回の夏季オリンピックは、57年ぶりに自国、東京を中心に開催される2度目の大会となります。

また、今大会では、2008年の北京オリンピック以来となる野球・ソフトボールと新たにスポーツクライミング、空手、サーフィン、スケートボードを加えた、33競技339種目が実施されると聞いております。

いっぽう、このパンデミックが収束する状況は見えてきておりません。

このことは、オリンピズムが目指す「平和でより良い世界の構築に貢献」するための参加者間の交流が難しいことを意味すると推察いたします。

そのような状況下ではありますが、皆さまには、それぞれが可能な場において、交流を深めていただきたく思います。

今回は、通常のオリンピックとは大きく異なる環境で開催される大会です。

参加される皆様には、感染症への対応に十分心を配られ、そして競技の場に臨んでは、日頃の成果を存分に発揮されることを願っております。

皆さまのご活躍をお祈りし、結団式に寄せることばといたします。

福井烈団長のあいさつ全文

日本選手団の福井烈団長のあいさつ全文です。

「本日、秋篠宮皇嗣同妃両殿下のご視聴を賜り、第32回オリンピック競技大会日本代表選手団結団式を開催いただき、日本代表選手団を代表し、心よりお礼を申し上げます。日本で開催される特別なオリンピックに参加する日本代表選手団の団長を拝命し、身に余る光栄と同時に、その責任の大きさに改めて気持ちが引き締まる思いです。われわれ日本代表選手団は選手582名、役員476名、総勢1058名で編成いたしました。選手・役員の皆さんとともにチームジャパンとして心一つに全身全霊で臨んで参ります。昨年、新型コロナウイルス感染症の影響により、史上初となるオリンピックの延期を経験しました。選手の皆さんにとっては少し先の未来も見えない状況で大きな不安を抱えながら過ごしてきたと思います。スポーツをすること、大会の開催を望むこと自体が正しいのかどうか、葛藤もあったかもしれません。そのような困難な状況においても多くの方の協力をいただきながら、今できることに集中し努力を積み重ねてきたことできょうという日を迎えることができました。選手の皆さんがオリンピックというすばらしい舞台で生き生きと夢に挑戦する姿を見ることを楽しみにしています。日本代表選手の活躍がメダルの数では表せない感動や勇気、希望の数で人々の心に残ることと思います。JOC選手強化では人間力なくして競技力向上なしということばを掲げこれまで取り組んで参りました。日本代表選手の皆さんは大会ホスト国を代表する選手団としての誇りと責任を持ち、行動規範を順守し、人間力、日本力を大いに発揮してください。最後になりましたが日本代表選手団に格別のご支援ご尽力をいただきました関係各位、そして日頃選手たちの活動をサポートしていただいています皆様に心より感謝を申し上げますとともに、大会期間中も引き続き温かいご声援をお願い申し上げ、あいさつとさせていただきます」

菅首相がビデオメッセージ

菅総理大臣はビデオメッセージを寄せ「皆さんにとってオリンピックは大きな目標だったと思う。これまで積み重ねてきた努力に心から敬意を表し、わが国で行われる大会で皆さんの活躍が多くの人々に夢と感動、勇気を与えてくれると確信している」と述べました。

そのうえで「新型コロナの感染拡大により開催が1年延期され、選手の皆さんも大変なご苦労をしたと思う。開催にあたっては世界から選手が安心して参加できるよう、感染対策をしっかりと行う。世界が新型コロナという大きな困難に直面する今だからこそ、私たちが団結して困難を乗り越えられることを世界に発信する大会としたい」と述べました。

そして菅総理大臣は「日本で開催されるオリンピックへ出場する喜びをかみしめながら、世界中のアスリートを相手に自分の力を思う存分、発揮し、最高のパフォーマンスを見せてほしい。頑張れ日本、皆さんを心から応援している」とエールを送りました。