東京都 新型コロナ 1人死亡 593人感染 前週火曜より117人増加

東京都内では、6日新たに593人の感染が確認されました。1週間前の火曜日より117人増え、7日間平均は600人を超えました。感染の拡大に歯止めがかからず都の担当者は「感染がこれだけ増えると市中感染のリスクが高まっていると思うので感染防止対策と外出の自粛を改めてお願いしたい」と呼びかけています。

東京都は、6日都内で新たに10歳未満から90代までの男女合わせて593人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。1週間前の火曜日より117人増え、17日連続で前の週の同じ曜日を上回り、感染の拡大に歯止めがかかりません。

6日までの7日間平均は602.3人で、ことし5月26日以来、600人を超えました。前の週の121.7%です。

都の担当者は「確実に感染が広がっている状況だ。感染がこれだけ増えると市中感染のリスクが高まっていると思うので感染防止対策と外出の自粛を改めてお願いしたい」と呼びかけています。

6日の593人の年代別は、
▽10歳未満が21人、
▽10代が29人、
▽20代が169人、
▽30代が129人、
▽40代が107人、
▽50代が96人、
▽60代が25人、
▽70代が12人、
▽80代が4人、
▽90代が1人です。

感染経路がわかっている205人の内訳は、
▽「家庭内」が最も多く105人
▽「職場内」が38人、
▽「会食」が21人
▽「施設内」が14人などとなっています。

これで都内で感染が確認されたのは17万7436人になりました。

また、都が参考として発表した5日の検査件数は1万322件で、5日までの3日間の平均は6041.7件でした。

6日時点で入院している人は5日より3人増えて1677人で、「現在確保している病床に占める割合」は30.0%です。

一方、都の基準で集計した6日時点の重症の患者は、5日より6人増えて63人です。60人以上となるのは6月8日以来で、重症患者用の病床の16.9%を使用しています。

また、都は、感染が確認された70代の男性1人が死亡したことを明らかにしました。

これで都内で感染して死亡した人は2241人になりました。

“インド型”「L452R」変異ウイルス 最多の94人感染確認

東京都は、6日都内で1日の発表としてはこれまでで最も多い94人がインドで確認された「L452R」の変異があるウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

94人の年代別は、
▽10歳未満が4人、
▽10代が6人、
▽20代が21人、
▽30代が14人、
▽40代が20人、
▽50代が13人、
▽60代が8人、
▽70代が3人、
▽80代が4人、
▽90代が1人です。

これで都内でこのウイルスの感染が確認されたのは591人になりました。

6日の94人のうち、感染経路がわかっているのは43人です。

内訳は、
▽家庭内が19人、
▽職場内が9人、
▽施設内が7人、
▽会食が3人などとなっています。

施設内のうち、1つのデイサービスで職員と利用者合わせて6人の感染が新たに確認されました。

都によりますと、この施設に関係するおよそ10人がこれまでに新型コロナウイルスの検査で陽性となっていて、保健所が、「L452R」の変異があるウイルスのクラスターが発生したとみて調査しています。