感染確認の選手村のスタッフ2人 ルールに違反し複数で食事

新型コロナウイルスの感染が確認された東京オリンピック・パラリンピックの選手村で働くスタッフ2人が複数のスタッフどうしで一緒に食事をしていたことがわかり、大会組織委員会は、感染防止に必要なルールに違反するとして厳重注意しました。

東京大会での新型コロナの感染防止に必要なルールをまとめた「プレーブック」と呼ばれる手引き書の適用は7月1日から始まり、組織委員会はこれ以降、6日までに業務委託先のスタッフやメディア関係者など、国内在住の合わせて12人が新型コロナに感染したと発表しています。

このうち7月1日と2日に感染が確認された選手村のスタッフ2人が、その後の聞き取りで、ほかのスタッフ2人と合わせて4人で食事をしていたことがわかりました。

一緒に食事をした2人は濃厚接触者に認定されたものの、検査の結果、陰性だったということです。

「プレーブック」では、大会関係者などが食事する際には、ほかの人との接触を最小限に抑えるため、2メートルの距離を保ち、なるべく1人で食事をするよう求めていて、4人はこうした規定に違反するとして組織委員会は厳重注意しました。

また、選手村に関わる組織委員会の職員や委託先のスタッフなどに対して、プレーブックの規定を守るよう注意喚起したということです。