福岡県知事 重点措置は解除できる状況 時短要請も必要なし

福岡県のまん延防止等重点措置について、服部知事は解除できる状況にあるとしたうえで、解除された場合、飲食店への営業時間短縮などの要請は必要ないという認識を改めて示しました。一方、県が今月下旬に開設する予定だったワクチンの接種センターについて、政府が申請の受け付けを休止したことを受けて、設置を来月以降に延期することを明らかにしました。

服部知事は記者会見で、今月11日が期限のまん延防止等重点措置について「感染状況、医療提供体制ともにステージ2相当以下で推移しており、福岡県は解除できる状況にあると考えている」と述べました。

そして、解除された場合、飲食店の大人数での利用は控えるなど基本的な感染対策を続けることを前提に、営業時間短縮の要請などは必要ないという認識を改めて示しました。

一方、県が今月下旬に開設する予定だったワクチンの接種センターについて、政府が自治体の大規模接種の申請受け付けを休止したことを受けて、設置を来月以降に延期することを明らかにしました。

また、職域接種については、県内で172件の申請のうち政府から94件が承認されていないということで、服部知事は「現場は非常に混乱している。国の制度設計に甘さがあったのではないか」と述べ、引き続き政府に対しワクチンの確保を求めていく考えを示しました。