田村厚労相「首都圏でリバウンド」リスク高い行動減らす検討へ

新型コロナウイルスの感染状況について、田村厚生労働大臣は首都圏で感染のリバウンドが起きていると危機感をあらわにし、今月11日に期限を迎えるまん延防止等重点措置などの扱いに合わせて、リスクの高い行動をいかに減らしていくか、検討を進めていく考えを示しました。

田村厚生労働大臣は閣議のあとの記者会見で「首都圏で感染のリバウンドが起こっており、非常に危機感を持っている。夜の滞留人口が大変伸びてきていて、どう増やさないか減らしていくかが非常に重要だ」と指摘しました。

そのうえで、まん延防止等重点措置が適用されている東京の状況について「新規感染者数だけを見ると『ステージ4』だが、病床の状況は『ステージ4』にはなっていない。専門家はいちばん重要なのは病床の状況だと言っていて、専門家に議論していただいて、政府として検討し最終的に決める」と述べました。

そして「緊急事態宣言を再発令するかや重点措置を延長するかの議論はこれからだが、夜間を中心にリスクの高い行動を減らせなければ感染は抑えられない」と述べ、重点措置の扱いなどに合わせてリスクの高い行動をいかに減らしていくか検討を進めていく考えを示しました。