個人向け国債の販売振るわず 財務省 若い世代へのPRを強化

個人向けに発行される国債の販売が振るわず、昨年度の発行額は前の年度に比べ4割以上減りました。
財務省は、新型コロナウイルスの影響で金融機関による対面販売が難しくなっているとみて、インターネットを通じた若い世代へのPRに力を入れています。

財務省によりますと、「個人向け国債」の昨年度の発行額は合わせて3兆290億円と前の年度に比べて42%減少し、この5年間で最も少なくなりました。

これについて財務省は、新型コロナウイルスの影響で金融機関による対面販売が難しくなっていることが要因とみています。

また、個人向け国債を購入した人のおよそ9割は50代以上で、若い世代への浸透が引き続き課題になっているということです。

このため財務省は、インターネットの動画投稿サイトやSNSなどを通じて、1万円から購入できることや、元本割れしないこと、それに年0.05%の最低金利が保証されているといった特徴をPRしています。

財務省は、こうした取り組みによって個人向け国債の需要を幅広い世代に広げ、国債の安定的な発行につなげたいとしています。