熱海 土石流 ドローンを使って上空から見た住宅被害の実態は

土石流の被害が出た静岡県熱海市の現場を、民間のベンチャー企業がドローンを使って上空から撮影し、およそ250枚の写真から1枚の画像データを作りました。

これを、ことし1月に現場周辺を撮影した衛星写真と比べると、住宅が建ち並ぶ地域を土石流が襲い、広い範囲に土砂が広がっていることがわかります。

また、国土地理院が2010年に作成した「基盤地図情報」から建物の輪郭のデータを抽出して重ね合わせて分析すると多くの建物が流されて元の場所から無くなってしまっていることがわかります。

NHKは、災害現場の調査を長年続けている静岡大学の牛山素行教授とともに建物が完全に破壊されたり、別の場所に流されたりした建物を数えたところ、写真などを分析する限り、少なくとも47か所に上っていました。

牛山教授は「被害を受けた建物はもっと多いが、全壊・流出した建物だけでも、1か所での土石流災害としては大きな被害だ。土石流は谷筋に沿って流れ下り、中でも低い部分にあった建物が大きな被害を受けた可能性が高い」と分析しています。