小池都知事 自民 二階幹事長と会談 都民に必要な施策で連携

東京都の小池知事は自民党の二階幹事長と会談し、4日の都議会議員選挙の結果を受けて、新型コロナウイルス対策など都民に必要な施策を連携して進めていくことで一致しました。

4日の都議会議員選挙で、自民党は第1党となったものの過去2番目に少ない議席数で、目標としていた自民・公明両党での過半数に届かなかった一方、都民ファーストの会は議席を減らしたとはいえ自民党とは2議席差で第2党となりました。

小池知事は5日午後、自民党本部を訪れて二階幹事長と会談したあと、記者団に対し「都と都議会は両輪なので、コロナの情勢や経済の問題についてしっかりと『オール東京』で進めていくことを共有した。二階幹事長からは『都民のために必要な対策をともに進めていこう』という話があった」と述べました。

また小池知事は、みずからが特別顧問を務める都民ファーストの会の選挙結果について「都民の判断が投票の数であらわれた。都民ファーストの会の議員がこの4年間、議員提案で条例をつくったり、地元での活動を重ねてきたりした結果が今回の議席数につながった」と述べました。

一方、記者団が「今回の選挙の結果を受けて、国政に転身する考えはあるか」と質問したのに対し、小池知事は「私はそういう意思を一度も言ったことがない。なぜ皆さんがそのように書くのかよく理解できない」と述べ、不快感を示しました。