東京都 新型コロナ 1人死亡 342人感染確認 16日連続前週上回る

東京都内では5日、新たに342人の感染が確認されました。
1週間前の月曜日より25人増え、16日連続で前の週の同じ曜日を上回りました。
都の担当者は「前の週からの増加率はおよそ120%で、これが急に減るわけではなく、感染が増え続けることが想像できる」と述べ、基本的な対策を徹底し、特に行動力のある若い人たちには人との接触を控えてほしいと呼びかけています。

東京都は5日、都内で新たに10歳未満から90代までの男女合わせて342人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

1週間前の月曜日より25人増え、16日連続で前の週の同じ曜日を上回りました。

5日までの7日間平均は585.6人で、前の週の119.8%となりました。

都の担当者は「都内の主要繁華街の人出は相変わらず多い。前の週からの増加率はおよそ120%で、これが急に減るわけではなく、感染が増え続けることが想像できる」と述べ、基本的な対策を徹底し、特に行動力のある若い人たちには人との接触を控えてほしいと呼びかけています。

5日の342人の年代別は
▽10歳未満が7人
▽10代が26人
▽20代が101人
▽30代が61人
▽40代が62人
▽50代が39人
▽60代が25人
▽70代が7人
▽80代が11人
▽90代が3人です。

感染経路がわかっている132人の内訳は、「家庭内」が最も多く58人、次いで「職場内」が29人、「施設内」が16人、「会食」が14人などとなっています。

これで都内で感染が確認されたのは17万6843人になりました。

また、都が参考として発表した4日の検査件数は1820件で、4日までの3日間の平均は5374.3件でした。

5日時点で入院している人は4日より34人増えて1674人で、「現在確保している病床に占める割合」は29.9%です。

一方、都の基準で集計した5日時点の重症の患者は4日より6人増えて57人で、重症患者用の病床の15.3%を使用しています。

また、都は、感染が確認された90代の女性1人が死亡したことを明らかにしました。

女性はインドで確認された「L452R」の変異があるウイルスに感染していたということです。

これで都内で感染して死亡した人は2240人になりました。

「L452R」変異ウイルス 38人感染確認

東京都は5日、都内で新たに38人がインドで確認された「L452R」の変異があるウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

5日に確認された38人の年代別は
▽10歳未満が3人
▽10代が3人
▽20代が7人
▽30代が4人
▽40代が8人
▽50代が9人
▽60代が1人
▽70代が2人
▽80代が1人です。

これでこのウイルスの感染が確認されたのは都内で合わせて497人となりました。

5日の38人のうち、感染経路がわかっているのは16人です。

このうち3人は同じ保育園に通う園児です。

また、2人はこの変異があるウイルスのクラスターが発生した中学校に通う生徒の親です。

この中学校の生徒と家族で感染が確認されたのは合わせて34人になりました。