ワクチン接種 高齢者 1回目終了は65%余

新型コロナウイルスのワクチン接種について、政府が5日公表した最新の実績によりますと、全国の高齢者のうち1回目の接種を終えた人は65%余りとなりました。医療従事者などについては、2回目の接種を終えた人が当初対象とされた人数を上回りました。

新型コロナウイルスのワクチンをめぐっては、2月から医療従事者などへの接種が行われ、ことし4月からは今年度中に65歳以上になる高齢者への接種も進められています。

政府が5日公表した4日時点の実績によりますと、全国で1回目の接種を終えた高齢者は2336万9590人で、高齢者全体の65.86%となりました。

2回目の接種を終えた高齢者は1202万409人で、33.87%となっています。

都道府県別で見ると、1回目の接種を終えた人の割合が最も高かったのは岐阜県で、1回目を終えた人が79.25%、2回目を終えた人が45.37%でした。

次いで佐賀県が1回目79.13%、2回目51.52%、石川県が1回目75.58%、2回目46.56%でした。

大都市の都府県では、東京都が1回目65.11%、2回目35.25%、大阪府が1回目57.28%、2回目27.66%、愛知県が1回目73.56%、2回目40.75%となっています。

医療従事者など 2回目接種終えた人は498万人余

一方、医療従事者などを対象にした接種は今月2日時点で、1回目を終えた人が597万7868人、2回目を終えた人は498万6483人となっています。

当初、対象とされていた人数はおよそ480万人とされ、2回目の接種を終えた人もこれを上回りました。

これらのデータは各地域からシステムに入力された人数に基づくもので、実際はこれ以上に接種が進んでいる可能性があり、今後、増加することがあります。

国内で1回目接種終えた人 全人口の24.87%

また、国内で1回目の接種を終えた人数は合わせて3162万1774人となりました。割合にすると日本の全人口のうち24.87%となります。

このうち、2回目の接種を終えた人数は合わせて1750万1173人で、全人口のうち13.77%となります。

全人口にはワクチン接種の対象年齢に満たない子どもも含みます。

これらのデータは各地域からシステムに入力された人数に基づくもので、職域接種などによって実際はこれ以上に接種が進んでいる可能性があり、今後、増加することがあります。