国立劇場で集団接種開始 劇団員など“文化芸術の担い手”対象

文化庁は、新型コロナウイルスの感染拡大で深刻な影響を受ける文化芸術の担い手を対象に、5日から都内の国立劇場で集団接種を始めました。

文化庁は、文化芸術活動の再開に向けて支援を進めようと、1万8000人余りに集団接種を実施する方針で、初日の5日は東京・千代田区の国立劇場で劇団員や文化施設の職員など640人が接種を受けました。

訪れた関係者は、劇場のロビーの受け付けで手続きを済ませたあと、小劇場の客席で待機し、その後、舞台上にあがって設けられたスペースで接種を受けていました。

8月に海外公演を控えるアーティストの女性は「国立劇場は見に来たことしかなかったので、何とも言えない気持ちになりましたが、ステージは私たちが生きる場なので感慨深かったです」と話していました。

文化庁 都倉長官「1日も早く活動に集中できるよう願う」

会場を訪れた文化庁の都倉俊一長官は「大企業など組織での職域接種が進んでいるが、アーティストはほとんどが1人で活動しておりこれまで受けられなかった。そうした方々が1日も早く活動に集中でき、観客も安心して見にいける日が早く来ることを願っている」と話していました。

文化庁によりますと、国立劇場では7月9日まで、来月からは国立新美術館も会場に加えられ接種が進められるということです。