五輪 チケット再抽せんの結果発表 7月10日に延期

政府のイベント制限の基準によって東京オリンピックの観客の上限が見直される可能性があることを受けて、大会組織委員会は当初、6日を予定していたチケットの再抽せん結果の発表を、今月10日に延期することを決めました。

東京オリンピックの観客について組織委員会や政府、それにIOC=国際オリンピック委員会など5者は、先月、政府の基準に基づいて、まん延防止等重点措置が解除された場合には、すべての会場で収容定員の50%以内で上限1万人を原則とすると決めました。

開会式や閉会式、それに陸上やサッカーなど7つの競技の一部の日程はこの上限を超えているため、組織委員会は一般向けの観戦チケットの再抽せんを行い、結果を6日未明に発表するとしていました。

しかし、東京などに出されているまん延防止等重点措置が延長された場合などでは、オリンピックの観客の上限を見直す必要があるため、組織委員会はチケットの再抽せん結果の発表を今月10日の未明に延期することを決めました。

これに併せて、希望者に対するチケットの払い戻しの受け付けも今月10日から20日の午前11時59分までに変更するということです。

まん延防止等重点措置が延長された場合の政府のイベント制限の基準は、収容定員の50%以内で上限は5000人となっていて、政府は今月8日にも対応を決定する方針です。

組織委員会などはそのあと、改めて5者による会談を開いて観客の扱いを決めることにしています。