福島第一原発 放射性物質吸着の土のう 処分方法検討

廃炉作業が進む福島第一原子力発電所では、事故対応の際、放射性物質を吸着させるために設置された土のうが建物の地下に残されていて、東京電力は処分方法の検討を進めています。

福島第一原発の事故対応では放射性物質を吸着する物質「ゼオライト」を含む土のうが原子炉建屋の周辺にある2つの建物の地下に設置され、現在も、地下にたまった汚染水の中に残されています。

東京電力によりますと、残された土のうは表面で1時間当たり最大で4.4シーベルトという極めて高い放射線量が計測されたほか、ことし5月の最新の調査では高温焼却炉建屋と呼ばれる建物の地下には、2段に積まれた土のうが水没した状態で、合わせて25列あることを確認したということです。

回収に向けて作業を阻むような障害物は確認されなかったということで、東京電力は放射線を遮る効果のある水中で、遠隔操作によるロボットを使い、土のうの中のゼオライトをポンプで吸い上げる方法などを検討しています。

そのうえで、回収作業は2023年度にも始めたいとしています。