飲食店の感染対策は適切か利用者に調査 グルメサイト通じ 政府

適切な新型コロナウイルス対策を講じている飲食店を都道府県などの第三者が認証する取り組みについて、政府は実効性を高めるため、対策が徹底されているかグルメサイトを通じて店の利用者にアンケートを行い、都道府県と共有することになりました。

政府は、飲食の場での感染を防ぐため、適切な対策を講じている飲食店を都道府県などの第三者が認証する取り組みを求めていて、各地で導入が進んでいます。

こうした中、政府は、実効性を高めるため、対策が徹底されているか、グルメサイトを通じて店の利用者にアンケートを行い、都道府県と共有することになりました。

具体的には「ぐるなび」「食べログ」「ホットペッパー」の3つのサイトに、入店時の手指消毒や、座席間の距離の確保、会話時のマスク着用などの項目を設けて、実施状況を書き込んでもらうとしています。

都道府県は、こうした情報も踏まえ、対策が不十分な店には改善を求め、場合によっては、認証の取り消しも行うとしています。

赤澤副大臣「取り組みの質を担保しなければ」

内閣府の赤澤副大臣は「適切に対策を講じている飲食店のいちばんの不満は、対策をしていない店と同様に休業や時短の要請の対象となることで、取り組みの質を担保していかなければならない」と話しています。