サッカー欧州選手権 英で6万人超観客入れる計画に懸念広がる

サッカーのヨーロッパ選手権をめぐり、新型コロナウイルスの感染拡大への懸念が高まっています。変異ウイルスの感染が広がるイギリスでの試合に6万人を超える観客を入れる計画について、ドイツのメルケル首相が疑問を呈したのに対し、イギリスのジョンソン首相は予定どおり開催する方針を強調しました。

ヨーロッパ選手権はヨーロッパ各国で行われていて、7月6日と7日の準決勝、それに11日の決勝はロンドンのウェンブリースタジアムで、6万人を超える観客を入れて行われる予定です。

ただ、イギリスでは、インドで確認された変異ウイルスのデルタ株が拡大し、感染者が2万7000人を超える日もあります。

ドイツのメルケル首相は2日、訪問先のイギリスでのジョンソン首相との共同会見で「観客数が多くないか、非常に心配で懐疑的に見ている」と述べ、強い懸念を示しました。

一方、ジョンソン首相は「スポーツイベントは注意深く管理しながら徐々に再開している。国内にはワクチン接種によってかなり大きな免疫の壁ができている」と述べ、試合を予定どおり開催する方針を強調しました。

イギリスでは今大会、試合の観客などおよそ2000人に感染が確認されています。

イタリアのドラギ首相は、決勝はほかの国で行うべきだと主張しているほか、ドイツのゼーホーファー内相も大会を主催するUEFA=ヨーロッパサッカー連盟を「無責任だ」と非難するなど、各国の間で懸念が広がっています。