ホストタウンで関係者140人にワクチン接種 京都 舞鶴

東京オリンピックの開幕まで3週間となる中、柔道のウズベキスタン代表の事前合宿が行われる京都府舞鶴市で、対応にあたるホテルの従業員やバスの運転手などがワクチン接種を受けました。

京都府舞鶴市はホストタウンとして、7月12日から8日間、柔道のウズベキスタン代表の選手団28人の事前合宿を受け入れる予定です。

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、市は6月から、選手をサポートする職員やホテルの従業員、それにバスの運転手など、関係者およそ140人にワクチン接種を進めていて、1日と2日で2回目の接種が行われています。

接種は医師免許を持つ多々見良三市長が行い、職員ら関係者が待機するいすを巡回する方式で、手際よくワクチンを打っていました。

選手団が滞在するホテルの従業員の女性は「心配もあったが、早くワクチンを打ってもらい安心に変わりました」と話していました。

多々見市長は「来る人も、対応する人も安心という状況にしたいと思っていたので、接種が間に合ってよかった。国と役割分担をし、市民に感染が広がらないようしっかり対応したい」と話していました。

舞鶴市では、事前合宿中は選手団へのPCR検査を毎日実施するほか、移動先はホテルと練習場に限定するなどして、感染対策を徹底することにしています。