新大阪駅に「タッチレス券売機」試験導入 JR西日本

画面に触れずに切符が買える「タッチレス券売機」をJR西日本が新大阪駅に試験的に導入しました。コロナ禍で非接触の生活スタイルへのニーズが高まる中で、評判がよければ台数を増やしたいとしています。

JR西日本が2日、新大阪駅の改札前に新たに導入したのは画面に触れずに“タッチレス”で切符が買える券売機です。

券売機に近づけた指を赤外線が感知し、画面を触らずに新幹線や在来線の切符を買うことができます。

コロナ禍でモノに触れない非接触の生活スタイルへのニーズが高まる中、関連会社が開発したということです。

「タッチレス券売機」の導入はJRグループでは初めてで、2か月程度実証実験を行って評判がよければ台数を増やすことも検討するとしています。

クレジットカードで購入する場合、暗証番号の入力の際にはタッチは必要で、釣り銭を受け取る際にも券売機に触れる必要がありますが、利用した50歳の女性は「接触しなくていいので便利だと思いました。スーパーで買い物をするときも現金の受け渡しで接触を気にすることがあるのでこうしたタッチレスのサービスが広がればいいなと思います」と話していました。

また、JR西日本 営業本部の足立大士担当課長は「コロナ禍で世の中の非接触への関心を感じるため、この券売機で少しでも安心して鉄道を利用してもらいたい」と話していました。