“東京 入院者数も増加傾向 医療機関への負荷を注視”西村大臣

新型コロナウイルスの東京の感染状況について、西村経済再生担当大臣は、記者会見で、感染者数の増加に伴って、入院者数も増加傾向にあるとして、軽症や中等症に対応する中小の病院も含め、医療機関への負荷を注視していく考えを示しました。

この中で、西村経済再生担当大臣は、東京の感染状況について「きのうの新規感染者も673人で『ステージ4』の指標になってきており、警戒感を強めている。重症者の数が急激に増えているわけではないが、活動量の多い若者の陽性者の数が増え、30代以下の感染者が6割程度となっている」と指摘しました。

そのうえで「入院者数が増加傾向で、軽症・中等症の人を扱う中小の病院への負荷がかかり始めていると思うので、病床の状況をよく見ていかなければいけない。入院すべき人ができない状況になっていないかどうか、よく見極めたい」と述べました。

さらに、西村大臣は、保健所から、自宅での食事会や職場で感染が広がった例が目立つという報告が上がっているとして、「密閉・密集・密接」の「3密」のうち、1つの密も生じさせない「ゼロ密」を心がけるよう、重ねて呼びかけました。