3日にかけて太平洋側中心に大雨のおそれ 早めの安全確保を

梅雨前線の影響で関東や東海など太平洋側を中心に発達した雨雲がかかり、静岡県や伊豆諸島では土砂災害の危険性が非常に高くなっている地域があります。西日本と東日本の太平洋側を中心に3日午前にかけて大雨となるおそれがあり、土砂災害や川の氾濫などに警戒が必要です。危険が差し迫る前に避難するなど早めの安全確保を心がけてください。

気象庁によりますと、本州の南岸に停滞する前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいるため関東や東海、近畿などで断続的に激しい雨が降っています。

午後4時までの1時間には愛知県の南知多町で41.5ミリの激しい雨が降りました。

伊豆諸島の新島空港では2日午後4時までの雨量が416.5ミリと、わずか2日間に降った雨の量が平年の7月1か月分の2倍を超えています。

これまでの雨で地盤が緩んでいるため、静岡県と伊豆諸島では土砂災害警戒情報が発表されている地域があります。

雨の見通しは

今後の雨の見通しです。

前線が次第に北上するため3日の午前中にかけて東海や関東甲信、伊豆諸島、近畿、それに九州南部など太平洋側を中心に雷を伴って激しい雨が降り、局地的には1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあります。

3日昼までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで
▽東海で200ミリ
▽関東甲信と伊豆諸島、近畿で150ミリ
▽九州南部で120ミリ
と予想されています。

その後、4日の昼までの24時間の雨量は
▽東海と近畿それに北陸で100ミリから150ミリ
▽関東甲信と伊豆諸島、九州南部で50ミリから100ミリ
などと予想されています。

雨は強弱を繰り返しながら降り続き、総雨量が多くなるおそれがあります。

気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、川の増水や氾濫に警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意するよう呼びかけています。

これまでの雨ですでに災害の危険性が非常に高くなっているところがあります。

雨がいったんは弱まったとしても再び急激に強まり、短時間で状況が悪化するおそれもあります。

あらかじめハザードマップなどを確認して危険が差し迫る前に避難するなど早めの安全確保を心がけてください。

警戒が必要な時間帯は

関東から近畿にかけての太平洋側の雨はこのあと強弱を繰り返しながら3日にかけて続く見込みです。大雨に特に警戒が必要な時間帯は次のとおりです。

▽関東甲信と伊豆諸島、近畿、それに九州南部と奄美では2日夕方にかけて
▽東海では3日明け方にかけてです。

湿った空気の流れ込みが続く影響で
▽関東甲信や伊豆諸島、近畿などでは3日の夜にかけて
▽東海では4日・日曜日にかけて
警報級の大雨になるおそれがあります。

また、本州の南岸に停滞している前線は次第に北上するため4日・日曜日からは北陸でも大雨のおそれがあります。

これらの情報は2日の午前の情報です。

梅雨前線の位置や活動の程度によって予想は大きく変わる可能性があり、気象庁は最新の情報を確認するよう呼びかけています。

官房長官「避難情報や気象情報に十分留意を」

加藤官房長官は閣議のあとの記者会見で「梅雨前線の影響により西日本から東日本の太平洋側を中心に大雨となっており、あす午前中にかけても大雨となるところがある見込みだ。今後の雨の状況などに応じ、必要な体制の確保など万全な体制を敷く考えだ」と述べました。

そのうえで「国民の皆さんには、ぜひ自治体や気象台から発表される避難情報や気象情報に十分留意いただくとともに、低い土地の浸水や河川の増水への警戒、これまでに降った雨により地盤が緩くなってるところでの土砂災害に対する警戒には十分に注意をいただきたい」と呼びかけました。