北アルプス立山連峰 夏山開き 感染対策とり安全祈願式

北アルプスの立山連峰が夏山開きを迎え、新型コロナウイルスの感染対策をとりながら安全を祈願する行事が行われました。

夏山開きの行事は「立山黒部アルペンルート」の起点となるケーブルカーの立山駅前で1日に行われ、新型コロナウイルスの感染を防ぐためイベントはなく、安全祈願式だけが行われました。

観光協会の関係者などおよそ20人が出席し、神職が祝詞をあげたあと、出席者たちが玉串をささげてシーズン中の安全を祈願しました。

駅では早速、登山者たちがケーブルカーに乗り込んで立山連峰を目指しました。

1日から山小屋で働くという20代の女性は「山が好きな人たちがたくさん来ると思うので、感染対策をしたうえで、いろいろな話をしたいです」と話していました。

観光協会によりますと、去年は新型コロナウイルスの影響でおよそ半数の山小屋が閉鎖しましたが、ことしはほとんどの山小屋が体温チェックや消毒などの対策を徹底したうえで営業するということです。

立山町観光協会の金尾公詳事務局長は「晴天に恵まれて無事に夏山開きを迎えることができました。感染対策を徹底しているので、安心して山の大自然を楽しんでほしいです」と話していました。