五輪聖火リレー 千葉県へ 公道中止で代わりのセレモニー

千葉県では、公道での東京オリンピックの聖火リレーが新型コロナウイルスの影響で中止となり、3日間の日程で、代わりとなるセレモニーが始まりました。

初日の1日は、山武市の公園でランナーたちがトーチからトーチに聖火を移す「トーチキス」を行いました。

千葉県での聖火リレーは当初、257人と1つのグループのランナーが県内の21の市と町を走る予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で中止となり、代わりのセレモニーが行われることになりました。

初日の1日は、山武市の蓮沼海浜公園の駐車場で午後3時からセレモニーが始まり、8つの市や町を走る予定だったランナーのうち希望した70人が参加しました。

最初に聖火をともしたのは、アトランタオリンピック陸上1万メートルで5位に入賞した千葉真子さんです。

その後、ランナーたちはトーチからトーチに聖火を移す「トーチキス」を行い、モントリオールオリンピックバレーボールの金メダリスト、田村悦智子さんがバレーのアタックをする動作をするなど、思い思いのポーズを決めていました。
いすみ市出身の元マラソン選手でスポーツジャーナリストの増田明美さんは「諦めずにがんばってきた選手たちには、ぜひ本番で力を出してほしいと思います」と話していました。

また、日本へのサーフィンの普及に貢献し、現在「日本障害者サーフィン協会」代表理事を務める阿出川輝雄さんは「サーフィンは世界で初めて日本でオリンピックが行われるので、ぜひ成功してほしい」と話していました。

セレモニーは、2日は千葉市で、最終日の3日は松戸市で、それぞれ行われる予定です。