東京 新型コロナ 2人死亡 673人感染確認 先週木曜から103人増

東京都内では、1日、新たに673人の感染が確認されました。

先週の木曜日より103人増え、前の週の同じ曜日を上回るのは12日連続です。

都の担当者は「増加が止まらず、警戒が必要な状況だ。あらゆるところでリスクがあることを改めて認識してもらいたい」と呼びかけています。

東京都は1日、都内で新たに10歳未満から90代の男女合わせて673人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

先週の木曜日より103人増え、12日連続で前の週の同じ曜日を上回りました。

1日までの7日間平均は523.1人で、前の週の119.0%となりました。

都の担当者は「増加が止まらず、警戒が必要な状況だ。会食や職場で感染し、家庭内に持ち込まれるなど、あらゆるところでリスクがあることを改めて認識してもらいたい」と呼びかけています。

感染が確認された673人を年代別でみますと、
▼20代が最も多く207人、
次いで、
▼30代が155人、
▼40代が95人などとなっています。

20代が200人を超えるのは6月30日に続き2日連続で、若い世代の感染が広がっています。

このほか、
▼50代が89人、
▼60代が28人、
▼70代が14人、
▼80代が8人、
▼90代が2人です。

感染経路が分かっている259人の内訳は、
▼「家庭内」が135人、
▼「職場内」が41人、
▼「会食」が20人などとなっています。

これで都内で感染が確認されたのは、17万4607人になりました。

また、都が参考として発表した30日の検査件数は6338件で、30日までの3日間の平均は8946.7件でした。

1日時点で入院している人は30日より4人増えて1557人で「現在確保している病床に占める割合」は27.8%です。

一方、都の基準で集計した1日時点の重症の患者は、6月11日以来50人を超えて、51人になりました。

30日より4人増え、重症者用の病床の13.7%を使用しています。

また都は、感染が確認された60代の男性と80代の女性が死亡したことを明らかにしました。

このうち80代の女性は、インドで確認された「L452R」の変異があるウイルスの感染が確認されていたということです。

都内でこの変異ウイルスに感染した人で死亡が確認されたのは2人目です。

これで都内で感染して死亡した人は、2236人になりました。