6月の新車販売 感染拡大前と比べ18%減 半導体不足も要因

6月に国内で販売された新車の台数は36万台で、感染拡大の影響がなかったおととしと比べると18%下回りました。世界的な半導体不足で自動車メーカー各社が減産を行っていることなどから、今後も不透明な状況が続きそうです。

日本自動車販売協会連合会などの発表によりますと、6月に国内で販売された新車は36万5631台で、去年の同じ月と比べて5.2%増加していますが、感染拡大の影響がなかった、おととしの6月と比較すると18%下回っています。

これは新型コロナウイルスの影響に加え、世界的な半導体不足で自動車メーカー各社が減産を行っていることが主な要因で、一部の自動車メーカーでは、6月の販売台数が去年の同じ月に比べて減少に転じました。

半導体不足による減産などを受けて、購入を決めてから消費者に届くまで半年ほどかかる車種もあり、業界団体は「半導体不足や感染拡大の影響が依然として大きく、情勢は非常に複雑で見通しを立てられる状況にない」としています。