“コロナ抗原検査キット 職場でも積極的な活用を” 西村大臣

新型コロナウイルス対策をめぐり西村経済再生担当大臣は、感染者を早期に見つけられるよう、職場でも、一定の条件のもとで、抗原検査キットを使用できるようにしたとして、積極的な活用を呼びかけました。

西村経済再生担当大臣は、閣議のあとの記者会見で、高齢者施設などに配布している新型コロナウイルスの抗原検査キットについて、大学や高校などにも80万回分を配布する方向で調整を急ぐ考えを示しました。

そのうえで、感染者を早期に見つけられるよう、職場でも、医療機関と提携し、検査方法を習得した人が立ち会うなどの条件のもとで、抗原検査キットを使用できるようにしたとして「密になりがちな近い距離で作業する現場や、共同生活をすることもある業態や業種はぜひ活用してほしい」と述べ、積極的な活用を呼びかけました。

また、西村大臣は、無症状の人を対象に行っている大規模なPCR検査で、陽性者の半分を30代以下が占めているとして、今後、首都圏や大阪などの都市部の若い世代に対し、重点的に検査を進めていく方針を明らかにしました。