中国共産党 創立100年を前に北京で大規模な公演 2万人が観賞

中国共産党の創立から100年となるのを前に、祝賀行事の一環として、党の歴史を歌や演劇などで振り返る大規模な公演が北京で開かれました。

28日夜、北京の国家スタジアムで開かれた公演は、7月1日で中国共産党の創立から100年となるのを前に、祝賀行事の一環として党が開いたもので、習近平国家主席をはじめ党の指導部のメンバーのほか、招待された党員らおよそ2万人が観賞しました。

公演は「偉大な道のり」と題され共産党の創立から、毛沢東による建国を経て、現在に至るまでの100年の歴史を、歌や演劇、それに当時の映像などを組み合わせて振り返っています。
このうち、習主席の就任以降では、新型コロナウイルスへの対応や、軍事力の増強などを強調するパフォーマンスが行われ、公演の合間には花火も打ち上げて祝賀ムードを盛り上げていました。

観賞した男性は「とても感動しました。習主席の指導のもとで、中国はきっとますます成長していくでしょう」と話していました。
習近平指導部としては、こうした公演で国威発揚を図るとともに、共産党の一党支配のもとで中国が発展してきたと内外に誇示するねらいがあるとみられます。