黒海で大規模軍事演習 ロシア「欧米が圧力強めている」と警戒

アメリカとウクライナの海軍を中心に、およそ30か国が参加する大規模な軍事演習が、黒海で始まりました。ロシアは、7年前に併合したクリミアなどウクライナの主権をめぐって欧米が圧力を強めていると警戒しています。

アメリカとウクライナの海軍は、黒海の安全保障を強化するためとして、20年以上にわたって、NATO=北大西洋条約機構の加盟国も参加する形で、軍事演習を行っています。

ことしの演習が28日から始まり、NATOによりますと、これまでで最も多い、およそ30か国から5000人と、30隻以上の艦船が参加しました。

今回の演習についてNATOは、7年前にロシアが行ったクリミア併合は認めないとしたうえで、黒海での軍事的プレゼンスを高めていることを強調していて、ウクライナも「多くの国が演習に参加しているということは、ウクライナが世界から支持されていることを示している」と、欧米との演習を通してロシアに対抗していく姿勢を確認したいとしています。

黒海のクリミア沖では6月23日、ロシアが「領海の侵犯にあたる」としてイギリスの駆逐艦に対して警告射撃を行ったと発表していて、ロシアは今回の多国間の演習についても欧米が圧力を強めていると警戒しています。