首都圏の飲食店利用客 前週比32%増 まん延防止移行が背景か

首都圏の1都3県で27日までの1週間に飲食店を利用した人は、前の週に比べて32%増えたという民間の調査がまとまりました。東京で緊急事態宣言から、まん延防止等重点措置に移行し、夕方から夜にかけての利用が大幅に増えています。

飲食店に予約や顧客管理のシステムを提供する東京のIT企業「トレタ」は、首都圏の1都3県にあるおよそ3000店の来店客数などを調べています。

それによりますと、27日までの1週間の来店客数は前の週と比べて32.2%増えました。

増加は6週連続です。

時間帯別に見ると、利用が最も多い「午後5時から午後8時」が41.2%増えました。

東京で緊急事態宣言から、まん延防止等重点措置に移行し、条件付きで飲食店での酒の提供が認められたことなどが背景にあるとみられます。

昼食の時間を含む「午前11時から午後3時」も12.5%増えました。

調査した会社では「東京で感染確認の増加が続いていることが、飲食客の動向にどのような影響を与えるか注意してみていきたい」と話しています。