まん延防止等重点措置移行後 最初の日曜日 多くの地点で人出増

緊急事態宣言からまん延防止等重点措置に移行した東京や大阪などでは、最初の日曜日となった27日、多くの地点で人出が1週間前より増加しました。

NHKは、IT関連企業の「Agoop」が利用者の許可を得て個人が特定されない形で集めた携帯電話の位置情報のデータを使って、各地の人の数を分析しました。

分析した時間は、日中が午前6時から午後6時まで、夜間が午後6時から翌日の午前0時までです。

東京や大阪など7都道府県では、まん延防止等重点措置に移行して27日が最初の日曜日でしたが、緊急事態宣言の期間中だった1週間前と比べて人出が増えたところが多くなりました。

各地点の増加率は
▽札幌駅付近で日中、夜間ともおよそ2.6倍、
▽渋谷スクランブル交差点付近で日中は3%、夜間は5%、
▽東京駅付近は日中で8%、夜間は21%、
▽名古屋駅付近で日中は27%、夜間は52%、
▽大阪梅田駅付近で日中は60%、夜間は70%、
▽神戸市の三ノ宮駅付近で日中は58%、夜間は34%、
▽京都駅付近で日中は26%、夜間は50%、
▽博多駅付近で日中は34%、夜間は64%でした。

一方、緊急事態宣言が継続している沖縄県では、那覇市の県庁前駅付近の27日の人出が、宣言期間中の前の4週間の土日の平均と比べ日中は10%、夜間は83%増加しています。