梶山経産相 陳謝 「家賃支援給付金」詐欺容疑で経産省職員逮捕

経済産業省のキャリア職員2人が、新型コロナウイルスの影響を受けた事業者を対象にした「家賃支援給付金」をだまし取ったとして逮捕された事件で、梶山経済産業大臣は28日午後会見し「高い倫理意識が求められる国家公務員に、こうした案件が発生したことは誠に遺憾で、国民の皆様に深くおわびを申し上げる」と陳謝しました。

経済産業省のキャリア職員で産業資金課の係長、櫻井眞容疑者(28)と産業組織課の新井雄太郎容疑者(28)は去年、中小企業などを対象にした「家賃支援給付金」について、実体のない会社を使って、うその申請を行い、およそ550万円をだまし取ったとして詐欺の疑いで逮捕されました。

これについて、梶山大臣は28日午後、記者会見し「高い倫理意識が求められる国家公務員に、こうした案件が発生したことは誠に遺憾で、国民の皆様に深くおわび申し上げる」と陳謝しました。

そのうえで「経済産業省として捜査に最大限協力していくとともに、全容の解明を踏まえて厳正に対処し、再発防止策を検討していく」と述べました。

加藤官房長官「極めて遺憾」

加藤官房長官は午前の記者会見で「捜査中であり詳細についてはコメントを差し控えたいが、政府に対する国民の信頼に関わる問題であり極めて遺憾だ。経済産業省は捜査に必要な協力をしっかり行うとともに、職員に対する厳正な対応と、捜査で出てきた内容も含めた検証を行い、今後の対応に結び付けていく必要がある」と述べました。

盗撮でも職員が捜査受ける

また、梶山大臣はことし4月、国会内のトイレで女性が盗撮される事件が起き、経済産業省の職員が捜査を受けていることにも触れ、「こうした事案をすべての職員が共有し、自分たちの使命感や倫理意識を高めることが第一だと思う」と述べました。