ワクチン 2回目の接種が本格化 政府設置の大規模センター

政府が設置した新型コロナウイルスワクチンの大規模接種センターは開設から1か月余りがたち、28日から2回目の接種が本格化しています。

政府が東京と大阪に設置した大規模接種センターは先月24日の開設以降、段階的に接種対象が拡大され、現在は自治体から届いた接種券を持つ全国の18歳以上を対象に接種が行われています。

開設から1か月余りがたち、センターでは28日から2回目の接種が本格化しています。

東京の会場では

東京会場で2回目の接種を終えた渋谷区の81歳の女性は「スムーズに接種が終わってほっとしました。これまでは感染が心配で外に出る気になりませんでしたが、今後はジムに行くなど運動の機会を増やしたい」と話していました。

防衛省は2回目の接種が本格化することで1人当たりの接種にかかる時間が短くなると見込まれることから、今週から1日当たりの予約枠を東京会場で300人、大阪会場で75人増やしましたが、今週分についてはすでに予約が埋まっています。

また、従来の東京・大阪を合わせて1万5000人の予約枠については来月末まで2回目の接種を受ける人でほぼ埋まっているということです。

一方、大規模接種センターではこれまで予約をせずに会場を訪れる人がいたことから28日から予約がない人には接種を行っておらず、防衛省はホームページなどで注意を呼びかけています。

大阪の会場では

接種を終えた大阪 北区の79歳の女性は「2回の接種が終わってひと安心ですが、今後も友達と話す時は距離をとり長話をしないなどの感染対策を続けたいです」と話していました。

また、大阪 東住吉区の75歳の女性は「周りにもうつしづらくなると思うので、安心しています。今後も人混みを避けるなど行動には気をつけたいです」と話していました。

大阪のセンターでは今後の予約枠は2回目の接種を受ける人でほぼ埋まっていて、1回目の接種については28日から1日当たり75人の予約枠が追加されましたが、現在受け付けている来月4日までの分はすでに埋まっているということです。