福島第一原発 燃料デブリ取り出し 来年の開始目指す 東京電力

福島第一原子力発電所の廃炉で最大の難関とされる「燃料デブリ」の取り出しについて、東京電力は、イギリスで開発が遅れていた取り出し用のロボットが7月にも日本に届く見通しを明らかにし、2022年中のデブリの取り出し開始を目指すことになりました。

福島第一原発の廃炉では溶け落ちた核燃料、いわゆる「燃料デブリ」の取り出しが最大の難関とされ、東京電力と国は1号機から3号機のうち、調査が最も進んでいる2号機から着手する計画です。

2号機での最初の取り出しにはイギリスで開発中のロボットが使われますが、新型コロナウイルスの影響で開発が遅れ、東京電力はことし中に計画していた取り出しの開始を1年程度延期するとしていました。

これについて東京電力は、イギリスでの試験が終わり、7月にもロボットが日本に届く見通しを明らかにしました。

国内で性能試験や操作などの訓練を行ったうえで、2号機でのデブリ取り出し開始を来年中に目指すことになりました。

また、デブリの状態が詳しくわかっていない1号機について内部を調査するロボットを使う計画ですが、金属製の床や電線などが妨げとなっているため、これらを切断して取り除く作業を今月から始めました。

今年度中に、1号機の内部調査を開始したいとしています。