酒提供の居酒屋“午後7時までに制限 周辺では深夜まで営業も”

緊急事態宣言が解除され、まん延防止等重点措置に移行した東京都の対象地域にある飲食店では、客の数などを制限したうえで酒類が提供されています。

このうち東京 渋谷の居酒屋では、アルコール消毒や換気などの対策をしたうえで、1グループ2人まで、午後7時までに制限して酒類を提供を再開しています。

店によりますと、再開のあと、午後7時以降に訪れる客も目立ち、酒類の提供を断らなければならないケースが多く、期待したほどには売り上げが上がっていないということです。

また、周辺では宣言の解除前から人が増え始めていて、夜遅くまで営業している居酒屋に人が集まったり、路上で飲んだりする人の姿が多くなっていると感じているということです。

居酒屋「くれおーる」の大野克司営業統括部長は「酒類を提供できるようにはなったが、厳しい状況が続いている。深夜まで営業している店や、路上で飲んで泥酔している人たちもいて、感染が収まらないのではないかと心配しています。国などには感染対策を真剣に考えて取り組んでほしい」と話していました。