子育て世帯を支援 子どもの絵と食料を交換 埼玉 深谷

新型コロナウイルスの影響で生活に困っている子育て世帯を支援しようと、子どもが描いた絵を持って行くと米と交換してくれる取り組みが埼玉県深谷市で行われました。

これは水戸市の画家・忠 文夫さんが社会福祉協議会などと協力して去年から茨城県内で行ってきた取り組みで、今回は初めて県外で行われました。

27日は、事前に申し込んだ深谷市に住む子育て世代およそ40世帯が、それぞれの家庭の子どもが描いた絵を持って深谷市役所を訪れました。

そして忠さんに絵を手渡すと、米およそ4キロやアルファ米、カンパンなどの食料を受け取っていました。

会場には早速子どもたちの持ってきた絵が展示され、訪れた人たちが観賞していました。

米を受け取った30代の女性は「コロナ禍でシフトが減って大変な思いをしているなかとてもありがたい。いただいたものは子どもたちと大切に食べたい」と話していました。
忠 文夫さんは「すばらしい絵を見せてもらいとてもうれしいし、大人も勇気づけられる。今後もこの取り組みを続けていきたい」と話していました。