組織委 濃厚接触疑いある人 空港で特定 検査や隔離へ対応検討

東京オリンピック出場のため来日したウガンダ選手団の1人が新型コロナウイルスに感染しその後、選手団や受け入れた大阪 泉佐野市の職員などが濃厚接触者に認定されたことを受けて、大会組織委員会は選手などが入国時の検査で陽性となった場合は濃厚接触の疑いがある人を空港で特定し検査や隔離できるよう政府などと対応を検討することになりました。

今月19日、成田空港に到着したウガンダの選手団9人のうち1人の感染が確認され、23日には泉佐野市内のホテルに滞在中の1人が陽性と確認されたほか、保健所の調べで、バスの運転手や接触を持った市の職員も濃厚接触者に認定されました。

ウガンダ選手団の入国の際には、空港の検査で陽性が判明したものの、濃厚接触者の認定は泉佐野市に移動するまで行われず対応が課題となっていました。

これを受けて組織委員会は、選手などが入国時の検査で陽性となった場合は濃厚接触の疑いがある人を空港で特定し検査や隔離ができるよう政府などと対応を検討することになりました。

組織委員会メインオペレーションセンターの中村英正チーフはNHKの「日曜討論」で「同じ飛行機に乗ってきたら濃厚接触者となる蓋然性が高いので保健所の判定を待つことなく隔離して検査を受けてもらう態勢を政府などと早急に整えていきたい」と述べました。