東京五輪パラ ボランティア約7万人のワクチン確保 大会組織委

東京オリンピック・パラリンピックの大会ボランティアおよそ7万人について、大会組織委員会は、接種を希望する人すべてに対するワクチン確保のめどが立ったと発表しました。

東京大会には、競技会場や選手村で活動する大会ボランティアがおよそ7万人います。

これまで選手村や空港、ドーピングの対応など選手に近い場所で活動するボランティアの希望する人に対しては、IOC=国際オリンピック委員会を通じて提供されたファイザー社製のワクチン接種が行われてきました。

組織委員会によりますと、このほど東京都の協力で追加してモデルナ社製のワクチンを確保できたということで、組織委員会は、大会ボランティアで接種を希望する人すべてに対してワクチンの確保のめどが立ったと発表しました。

追加で確保された分のワクチンの接種は、1回目が今月30日から来月3日に中央区の築地市場の跡地に都が設けた会場で行われ、2回目は来月31日から8月11日にかけて代々木公園で行われる方向で調整しているということです。

組織委員会は「ボランティアへのワクチン接種は、選手のみならず国民や都民の安全・安心にもつながる。IOCや国、都などに心から感謝する」とコメントしています。