イラン製のワクチン ハメネイ師が接種 安全性アピールねらいか

イランの最高指導者のハメネイ師が、イランで開発された新型コロナウイルスのワクチンを接種したと国営メディアが伝えました。イランでは敵対するアメリカのワクチンの輸入が禁止される中、国産ワクチンの安全性をアピールするねらいもあるものとみられます。

イランの国営メディアによりますと、最高指導者のハメネイ師は25日、イランで開発され、今月、緊急使用が承認された新型コロナウイルスのワクチンを接種しました。

ハメネイ師は「私は外国のワクチンを打ちたくなかった。国産ワクチンの接種を待っていた。イランの若き科学者たちに感謝している」と述べたということです。

ハメネイ師は1月、敵対するアメリカのワクチンについて「信用できない」と述べ、輸入を禁止していて、イランではことし2月以降、ロシアや中国が開発したワクチンの接種が進められています。

イランでは、1日当たりの新たな感染者数が今も1万人を超えていますが、25日までに少なくとも1回、ワクチン接種を受けた人は450万人ほどと、人口のおよそ5%にとどまっています。

最高指導者がみずから率先して接種することで、国産ワクチンの安全性をアピールし、国民に接種を促すねらいもあるものとみられます。