沖縄県 初めてインド型(デルタ株)感染確認 広がり確認されず

沖縄県は24日、インドで確認された変異ウイルスの感染が県内で初めて確認されたと発表しました。感染力は従来の2倍近くとも指摘されていて、沖縄県は事前にPCR検査を受けずに県外から来た人との接触に注意するよう呼びかけています。

沖縄県は24日、新型コロナウイルスに感染した那覇市と中部保健所管内のいずれも30代の男性2人の検体から、インドで確認された変異ウイルスの「デルタ株」が県内で初めて確認されたと発表しました。

インドで確認されたデルタ株の国内での感染力は、従来のウイルスの1.95倍と推定されるという分析結果もあります。

県によりますと、今のところ、感染の広がりは確認されていないということですが、県はこの変異ウイルスの影響で再び感染が広がらないよう、県民に対し、事前にPCR検査を受けずに県外から来た人との接触に注意するよう呼びかけています。

香川県でも初めてインド型(デルタ株)感染確認

香川県は25日行った検査で、インドで確認された変異ウイルス「デルタ株」が県内で初めて確認されたと発表しました。

香川県によりますと、今月21日から24日に新型コロナウイルスの感染が確認された人のうち、1人からインドで確認された変異ウイルス「デルタ株」が県内で初めて確認されたということです。

25日に県が行った検査で明らかになったもので、四国でこの変異株が確認されたのは初めてです。

この感染者は、すでにデルタ株が確認されているほかの都道府県での滞在歴があるため、県外で感染した可能性が高く、すでに医療機関に入院して接触者もいないことなどから、県は、今後感染が広がる可能性は低いとしています。

香川県の浜田知事は「変異ウイルスの感染力は通常の1.9倍と言われている。県内ではここ1週間ほど感染者の数は減ってきているが、もう大丈夫だということでは決してないので、注意を緩めることなく、2倍の注意をお願いしたい」と述べました。