兵庫 工場勤務8人がインド型(デルタ株)感染 クラスターに

兵庫県は、県内の工場で働く8人が、インドで確認された変異ウイルスに感染していることが確認され、クラスターと認定したと発表しました。兵庫県内でこの変異ウイルスのクラスターが確認されたのは初めてです。

兵庫県は24日、加東健康福祉事務所管内の工場に勤務する従業員など8人が、インドで確認された変異ウイルスのデルタ株に感染していることが確認されたと発表しました。

いずれも海外への渡航歴はないということで、県はクラスターと認定し、感染経路などを調べています。

兵庫県内ではこの変異ウイルスの感染者が相次いでいますが、クラスターの発生が確認されたのは初めてです。

このほか、新たに9人が同じ変異ウイルスに感染していることが確認され、兵庫県内でこの変異ウイルスの感染が確認された人は31人になりました。

兵庫県感染症対策課の西下重樹課長は「渡航歴のない集団から感染者が出ていることから、静かな広がりが見えてきていると考えている。幅広く検査を実施して、できるだけ抑え込みを図っていきたい」と話しています。