モデルナワクチン 痛みなどピークは翌日 接種後の症状を初公表

モデルナの新型コロナウイルスのワクチンについて、国の研究班が接種後の症状を初めて公表しました。
接種から2日後にかけて、痛みや発熱などを訴える人が目立ったということです。

厚生労働省の研究班は、モデルナのワクチンの1回目の接種を受けた自衛隊員1400人余りについて接種後の症状を初めて分析しました。

▼症状で最も多かったのは「接種部位の痛み」で、
▽接種の当日に確認された人が63%、
▽翌日が86%、
▽翌々日が68%でした。

また、
▼「全身のけん怠感」は、
▽接種の当日が13%、
▽翌日が22%、
▽翌々日が16%、
▼37度5分以上の「発熱」は、
▽当日が1%、
▽翌日が4%、
▽翌々日が2%でした。

いずれも接種の翌日が最も多く、
3日後には症状がおさまる傾向が見られたということです。

国の研究班の代表で、順天堂大学医学部の伊藤澄信客員教授は「若い世代ほど症状が出やすい傾向がある。2回目の接種後は1回目より症状が出る可能性があり、注視していきたい」としています。

いずれも接種の翌日が最も多く、3日後には症状がおさまる傾向が見られたということです。

また、「全身のけん怠感」と、「頭痛」、「発熱」は、若い人のほうが発症する人が多く、20代が最多でした。

国の研究班の代表で、順天堂大学医学部の伊藤澄信客員教授は「ファイザーのワクチンと同様、若い世代ほど症状が出やすい傾向がある。2回目の接種後には、より症状が出る可能性があり、注視していきたい」としています。