東京都 コロナ 2人死亡 562人感染 3日連続前週より100人以上増

東京都内では25日、新たに562人が新型コロナウイルスに感染していることが確認され、3日連続で前の週の同じ曜日から100人以上、増加しました。一方で、25日時点の重症の患者は38人で、ことし4月15日以来、40人を下回りましたが、都の担当者は「感染者数は増加していてまだ安心できる状況にない。週末は不要不急の外出を控えてほしい」と呼びかけています。

東京都は25日、都内で新たに10歳未満から80代の男女合わせて562人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

1週間前の金曜日より109人増え、3日連続で前の週の同じ曜日から100人以上、増加しました。

また、前の週の同じ曜日を上回るのは25日で6日連続です。

さらに、25日までの7日間平均は455.1人で、前の週の117.0%となり、24日に続いて2日連続で110%を超えました。

都の担当者は「前の週の同じ曜日を100人以上超える日が連続し、増加が顕著になっている。週末は会食も含めて不要不急の外出を控えてほしい」と呼びかけています。

感染経路が分かっている224人の内訳は、
▽「家庭内」が107人で最も多く、次いで
▽「施設内」が39人でした。

施設内の39人のうち13人は同じ小学校の児童と教員です。

このほか
▽「職場内」が34人、
▽「会食」が20人などとなっています。

これで都内で感染が確認されたのは17万1507人になりました。

また、都が参考として発表した24日の検査件数は7346件で、24日までの3日間の平均は8073.7件でした。

25日時点で入院している人は24日より25人増えて1385人で、「現在確保している病床に占める割合」は24.8%です。

一方、都の基準で集計した25日時点の重症の患者は、24日より5人減って38人で、重症者用の病床の10.2%を使用しています。

重症の患者が40人を下回るのはことし4月15日以来です。

都の担当者は「これまでの感染者数の減少が少し遅れて重症者数に反映されているが、今週は感染者数が増加していてまだ安心できる状況にない」としています。

また、都は感染が確認された80代の男女2人が死亡したことを明らかにしました。

重症患者38人 ことし4月15日以来 40人下回る

一方、都の基準で集計した25日時点の重症の患者は、24日より5人減って38人でした。

重症の患者が40人を下回るのはことし4月15日以来です。

また、都は、感染が確認された80代の男女2人が死亡したことを明らかにしました。

これで都内で感染して死亡した人は、2218人になりました。

68人がインドで確認の「L452R」の変異ウイルスに感染

東京都は25日、都内でこれまでで最も多い68人が、インドで確認された「L452R」の変異があるウイルスに感染していることを新たに確認したと発表しました。

1日の発表としては、これまでで最も多かった今月22日の23人を大きく上回りました。

25日確認された68人の内訳は、
▽20代が18人、
▽30代が16人、
▽40代が13人、
▽50代が6人、
▽60代が4人、
▽10代が4人、
▽10歳未満が4人、
▽70代が2人、
▽80代が1人です。

感染経路が分かっているのは28人で、
▽家庭内および同居が20人、
▽職場内が5人、
▽施設内が2人、
▽会食が1人です。

このうち施設内で感染した2人は同じ中学校に通う男子生徒で、この学校では20人規模で新型コロナの感染が確認されているため、都は変異ウイルスに感染していないかもスクリーニング検査を実施して調査を進めています。

残りの40人は感染経路が分かっていないか、調査中だということです。

1日の発表としてこれまでで最も多かったことについて、都の担当者は「前週、前々週と比べると、検査の実施数のわりに陽性者が増えている兆しが見受けられる」としています。

これでこの変異ウイルスへの感染が確認されたのは都内で231人になりました。