大学でのワクチン接種 “相談あった分も確保したい” 文科相

大学での新型コロナウイルスのワクチン接種について、萩生田文部科学大臣は、25日午後5時で申請の受け付けが一時休止されることを踏まえ、相談のあった大学のワクチンについては、政府内で調整して確保したいという考えを示しました。

企業や大学で行われる新型コロナウイルスのワクチン接種は、今週21日から本格的に始まりましたが、使用するモデルナのワクチンの配送が追いつかず、供給できる量を上回るおそれがあるとして、政府は25日午後5時で申請の受け付けを一時休止します。

これを踏まえて、萩生田文部科学大臣は閣議のあとの記者会見で、大学での接種について、24日の時点で文部科学省に対して363の大学から相談があり、このうち288の大学が政府に申請したことを明らかにしたうえで「288大学のオーダーにはしっかりと応えていける環境にある」と述べました。

そのうえで、相談のあった大学についても「接種をしたいという要望にしっかりと応えたい」と述べ、政府内で調整して必要なワクチンを確保したいという考えを示しました。