個人が保有の金融資産 過去最高の1946兆円 株価値上がりなどで

個人が保有する預金や株式などの金融資産は、ことし3月末時点で1946兆円にのぼり、過去最高を更新しました。株価の値上がりなどが個人の金融資産を押し上げた形です。

日銀が25日に発表した「資金循環統計」によりますと、個人が保有する預金や株式、保険などの金融資産は、ことし3月末時点の速報値で、合わせて1946兆円に上りました。

3か月前より13兆円増え、過去最高を更新しました。

内訳を見ますと、最も多いのが「現金・預金」の1056兆円で、全体の54%を占めています。

このほか、「株式など」が195兆円、株式や債券などで運用する「投資信託」が84兆円で、3か月前より合わせて17兆円増えました。

株価の値上がりなどが個人の金融資産を押し上げた形です。

また、ことし3月末時点の民間企業の金融資産の合計は、3か月前より39兆円多い1247兆円で、こちらも過去最高となりました。

一方、ことし3月末時点の国債の発行残高は1218兆円で、このうちの44%にあたる542兆円は、日銀が保有しています。

大規模な金融緩和のもと、日銀が上限を設けず国債の買い入れを進めているため、保有する国債が増えています。