政府 大規模接種センター「予約ない人は接種せず」岸防衛相

政府が設置した大規模接種センターについて、岸防衛大臣は、来週以降、予約が無い人には一切接種は行わないとしたうえで、必ず事前に予約を取って来場するよう、改めて周知していく考えを示しました。

政府が東京と大阪に設置した大規模接種センターでは、自治体からの接種券を持つ全国の18歳以上を対象に接種が行われていますが、防衛省は来週28日以降、予約がない人への接種は行わないことを決めました。

これについて、岸防衛大臣は閣議のあとの記者会見で、キャンセルが出た場合などにかぎり、予約が無くても、可能な範囲で接種してきたものの、深夜から行列ができ、会場周辺で迷惑となっているほか、運営上の負担にもなっていると説明しました。

そのうえで「原則に立ち返り、予約が無い人には一切接種は行わない。来週から予約枠を若干、追加したので、予約を取ったうえで来場してほしいと丁寧に説明していく」と述べました。

一方、大規模接種センターの運営に必要な経費について、このまま防衛省の予算から拠出を続ければ自衛隊病院で使う医薬品の調達などに支障が出るとして、一般会計の予備費から合わせて56億円を充てることが、25日の閣議で決まりました。