ワクチン接種終えた市民対象に2000円分の商品券 大阪 羽曳野

大阪 羽曳野市ではワクチン接種を終えた市民を対象に市内の飲食店などで使える商品券を配る取り組みを始めています。

羽曳野市では1回目の接種を受けた高齢者の割合は今月22日の時点で、76.6%に達しています。

市は、市民のワクチン接種をさらに加速化させるとともに疲弊した地域経済の活性化などをねらって今月1日から市内の飲食店やスーパーなどで使える2000円分の商品券を配布しています。

対象は2回のワクチン接種を終えた市民で、郵便局や公民館などで接種を受けた事を証明する「予防接種済証」などを提示すると、商品券を受け取ることができます。

市の複合施設で商品券を受け取りに来た70代の男性は「2000円でも家計の助けになるのでありがたいです。近くのスーパーで使いたいです」と話していました。

羽曳野市は接種対象の16歳以上の市民およそ9万7000人のうちおよそ8割の8万人が接種すると想定して商品券代などとして2億円を予算に計上しています。
羽曳野市産業振興課の吉井裕子さんは「市民の皆さんはコロナ禍でいろいろと我慢されていると思います。この商品券で地元での買い物や食事を楽しんでもらい、コロナ禍で疲弊している街の元気を取り戻すきっかけになればと思います」と話していました。