「ツーブロック」禁止の校則 廃止後も6高校で指導継続 三重

三重県の県立高校で襟足などの一部を刈り上げるいわゆる「ツーブロック」の髪型を禁止する校則が、今年度からすべて廃止されたにもかかわらず、6校が「ツーブロック」の生徒に短髪にするよう指導を続けていたことが県教育委員会への取材でわかりました。

三重県教育委員会は、これまで不合理な校則や指導を生徒の人権に配慮し社会の状況などに合わせて見直すよう県立高校に求めてきました。

こうした中、今年度からいわゆる「ツーブロック」と呼ばれる髪型を禁止する記述がすべての県立高校の校則から削除されましたが、6校で「ツーブロック」の生徒に髪を短く切るよう指導を続けていたことが県教育委員会への取材でわかりました。

6校は「就職試験の際に不利」「エスカレートして極端な髪型になる懸念がある」などとして指導していたということです。

三重県教育委員会の生徒指導課は「校則を変えただけにとどまり、学校と目的やねらいを共有するまでに至らなかった。学校に丁寧に説明して意思疎通を図っていきたい」としています。
生徒の人権問題に取り組む反差別人権研究所みえの本江優子事務局次長は「校則の記載はなくなっても学校の運用が変わらなければ意味がない。何のために校則を変えたのか本質的な目的を踏まえて指導してほしい」と指摘しています。

県教育長「当該生徒に申し訳ない」陳謝

三重県内の一部の県立高校で短髪にするよう指導が続けられていたことについて、県教育委員会の木平芳定教育長は「当該生徒に対し、申し訳ないと思う」と述べ陳謝しました。

三重県の県立高校では、不合理な校則や指導を見直す動きに合わせて、いわゆるツーブロックの髪型を禁止する校則が今年度からすべて見直されましたが、一部の高校では、ツーブロックを短髪にするよう指導を続けていたことが明らかになっています。

これについて県教育委員会の木平教育長は、記者会見で「すべての学校に周知徹底することが不十分だったため、校内での共有が行われず、一部の学校で従来の指導が継続していたと認識している」と述べました。

そのうえで、「校則を見直しながら、従来の内容で指導していたことについては、当該生徒に対し、申し訳ないと思う」と述べて陳謝し、見直された校則の内容や考え方について、校内で共有されるよう徹底する考えを示しました。