東京都 5月は「転出超過」に 2月以来 コロナ理由の転出続く

東京都の人口の動きは、3月と4月は、入学や就職などで転入した人が転出した人を上回りましたが、先月は、転出した人の方が多くなりました。

総務省によりますと、先月の東京都の人口の動きは、転入が2万8535人、転出が2万9196人で、転出が転入を661人上回り、「転出超過」となりました。

東京都では、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、去年7月以降「転出超過」が続きことし3月と4月は、入学や就職などで「転入超過」になっていて、2月以来の「転出超過」となります。

これを、感染拡大前のおととしの5月と比べると、転入はおよそ6800人減っている一方で、転出はおよそ1700人の減少にとどまっています。

総務省は「新型コロナを理由に近隣の県に転出する動きが続くとともに、転入の落ち込みに歯止めがかかっていない」としています。